年のせいか、最近どんな本を読んだのかさえ思い出せないほど耄碌してます。
とりあえず記憶にあるもののみ。

モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)

モルガン家(上) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)

モルガン家(下) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)

モルガン家(下) 金融帝国の盛衰 (日経ビジネス人文庫)

 
個人銀行でありながら、20世紀初頭までアメリカの中央銀行的存在であったモルガン商会の歴史。これは意外と面白かった。
経済関係の歴史は学校ではほとんど教えてもらってないから新鮮な話が多い。
新興国アメリカが対外債務を返済できずに四苦八苦する話だとか、満州事変のとき、日本政府の弁明として井上準之助ニューヨーク・タイムズ紙に掲載した声明文は、実はモルガン商会のパートナーが下書きしたものだった(日本政府の債券発行を引き受けていた関係で、日米の関係悪化を恐れていた)という話が印象的。


特捜検察vs.金融権力

特捜検察vs.金融権力

「地検特捜部は正義の味方」的素朴な見方はあかんよと。
ところで、役人に女を世話することは賄賂に当たるらしい。ソープランドに通いつめている大蔵官僚を収賄の容疑で逮捕してみたら、実は全部自腹だったという話が笑った。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

雲雀 (文春文庫)

雲雀 (文春文庫)

ファンタジー系ですね…